発達障害 (ADHD)
ADHDの兆候について
ADHDの診断にあたっては、すべての徴候を確認するわけではありません。けれども、「不注意」の徴候が2つ以上の環境(たとえば家庭と学校など)で現れていて、社会的能力と学業能力に支障を来している場合、注意欠陥多動性障害(ADHD)と診断される可能性が高くなります。
「不注意」の兆候には、注意の持続時間の短さ・注意の方向性の変化・細部に注意を払えない・注意の不足に基づく過ち、などがあげられます。忘れっぽく、よくものをなくことや、気が散りやすく1つの活動に集中できないため、やりかけたままで、ほかのことをやりはじめる傾向があります。
「多動」の兆候には、学校での離籍のような移動性の多動と、手や足を絶えず落ち着かなく動かしたり、身もだえしたり、キョロキョロする非移動性の多動があげられます。過度に走り回ったり、絶えず動き回っていたり、何かに登ったりという行為がよくみられます。
「衝動性」の兆候には、順番が待てない・割り込む・過度のおしゃべりが目立つ、などがあげられます。他の人をさえぎったり、邪魔をすること、質問が終わるのを待たずに答えを口走ることなどがよくみられます。
近年、注意欠陥多動性障害(ADHD)と診断される子どもはますます増えています。けれども、この傾向が一般人口に対する発症率の増加を表すものかどうかは明らかではないといわれており、誤って診断された子どもも数多くいるのではないかという懸念も広がっています。
単に活発であるのか、異常な多動性かどうかを判断するには、判断する人にとって許容できる範囲かどうかだけで決めるべきではありません。けれども、活動レベルの高さが注意力の短さや衝動性を伴って現れている場合は、多動性に分類されてADHDの一部とみなされることがあります。
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