診断と分類 (診断)

DSMについて

DSMとは、アメリカ精神医学会で編纂された「精神障害の診断と統計の手引き」です。
DSM-Ⅰ が1952年に出版されてから改訂を重ね、現在は第Ⅳ版のDSM-Ⅳが用いられています。もともとアメリカ国内における診断基準でしたが、現在では、世界的に非常に広く普及しています。
 
DSM-Ⅲ以降の特徴は、より客観的な診断が可能になったことです。医師各々の特定の理論に基づく主観的解釈をなくし、診断の信頼性が保障できるとされています。
 
具体的には、たとえば神経症性とか心因性などの病気の原因を表すような診断名を用いません。病因よりもその病気に特徴的な症状がいくつ認められるか、といったことを重視して診断を下す方法をとります。
 
DSMの例として、以下に神経性無食欲症(拒食症)の診断基準の一部を記載します。
 
 
神経性無食欲症 Anorexia Nervosa
 
A. 年齢と身長に対する正常体重の最低限、または
  それ以上を維持することを拒否する。
 
B. 体重が不足している場合でも、体重が増えること、
  または肥満することに対して強い恐怖心を持つ。
 
C. 自分の体の重さまたは、体験を感じる感じ方の
  障害;自己評価に対する体重や体系の過剰な影響、
  または現在の低体重の重大さの否認。
 
D. 初潮後の女性の場合は、無月経、つまり月経周期
  が連続して少なくとも3回欠如している。






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