心理検査 (質問紙法)

顕在性不安検査(MAS)について

顕在性不安検査とは、テイラーTaylorによって、神経症や心身症と関係が深い「不安」を客観的に測定する目的で開発された、質問紙による不安検査です。テイラー不安検査ともよばれます。
 
顕在性不安検査は、現在最もよく知られている代表的な不安検査で、顕在性不安とよばれる持続的に生じる精神身体的症状の測定に用いられます。この検査に関する妥当性・信頼性は、きわめて高いことが多くの研究から実証されています。
 
日本版の顕在性不安検査は、ミネソタ多面人格目録の質問から抽出した不安評価尺度の50項目の質問に、妥当性尺度(虚偽尺度)15項目を加えた65項目で構成されています。
 
測定される不安は、個人が意識上の体験として持っているもので、不安の構成要因として、集中力欠乏・自信欠乏・赤面恐怖・睡眠障害・取り越し苦労の6種類が見いだされています。
 
顕在性不安検査は、一般に16歳以上なら、個人にも集団にも利用でき、近年、心療内科や他のクリニックで、治療後の変化や治療の妥当性を調べる補助手段としても顕在性不安検査が広く利用されるようになってきています。
 
また、小学校4年生~中学3年生を対象とする、日本版MASの児童版CMASも開発され、学校現場での児童・生徒の実態把握の手段としても顕在性不安検査の活用が期待されています。






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