発達障害 (自閉症)
自閉症の分類について
自閉症(自閉性障害)は次の3つに分類することがあります。
この分類には診断基準としてはっきりとした定義があるわけではありませんが、経過や支援の方法を考える上で有効だとされています。
1.高機能自閉症
普通の子どもの年齢に近い知的水準とある程度コミュニケーション可能な言語を持ちます。学習能力が高いこともあり、IQ100以上では、一流大学に進学する場合もあります。けれども、人との協調性を必要とする仕事につくと短期間で辞めてしまうこともよくみられます。他人とかかわりを持とうとしますが、相手の気持ちを推測できないため、「変わった人」とみられることも少なくないようです。
2.中機能自閉症
少なくとも1つは年齢水準に近い知的活動あるいは感覚運動性の活動はありますが、コミュニケーション可能な言語を持ちません。興味のあることには熱中しますが、嫌なことには手を出さないため、特定の事柄へのこだわりが強くなる傾向があります。一見すると遅れがないように見えますが、社会的自立のためには、個人の症状に応じた個別の対応や枠組みのしっかりした教育が必要です。
3.低機能自閉症
年齢水準に近い知的活動ないし感覚運動性の活動は見られず、コミュニケーション可能な言語を持ちません。重い精神遅滞を併せ持つことが多く、言葉を全く話せないか、いくつかの言葉を発する程度で、全面的な教育的援助や生活指導が必要です。自分で身の回りのことができない場合は、日常生活の指導を第一に行います。また、身の回りのことができる場合は、社会的技能や意志伝達のためのコミュニケーション方法を身につけるなど、将来社会生活に参加できるように訓練することが大切です。
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